思いつきで文章の草稿や断片を書くための場所。

2004-03-02から1日間の記事一覧

草稿帳150-126 「いま君は何か思っている。その思いついたところから書き出すとよい」 byヘンリー・ミラー

150 「わあ・・・」 私はその目に映る光景に思わず感嘆の声を上げた。荒野の真ん中にぽつんとある円形のそれはネオンなどでエメラルド色が強く輝き、まるでオアシスか幻想郷のようだった。 と、云うのも単なる夜景ではあるのだが、その美しさは半端ではない。ま…

草稿帳125-101 「いま君は何か思っている。その思いついたところから書き出すとよい」 byヘンリー・ミラー

125 「兄さん」 加古が家の中を歩いている。途中途中通る部屋を覗いて、兄が居ないのを確認して周っている。 「兄さん?・・・出掛けたのかしら」 云って、一階通路を途中まで来て、靴を確認しようと引き返しかける。 ガラリ。と風呂場がある所のドアが急に開い…